色の本質を紐解く

色彩環コース

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本科A/色彩環コース

色彩環コースの紹介ページへようこそ!

   色彩環コースは、色彩心理学の中核を成す色彩環理論の習得を目指すコースです。
赤、青、黄、緑、橙、紫という色彩環を構成する重要な6色それぞれの本質、特性、働き、作用に接近し、人間の心の諸要素との関連を見つめ、 心理学的に色と心の関係性を紐解いてゆく基幹コースです。

   1講座は知識を学ぶ理論の部が75分、色を実際に触る実践の部が75分の150分で、全12講座で構成しています。内、3講座は本科B色彩心理学研修コースと合同開催の実習講座を行い、4hの1日講座です。
在学期間は1年間でゆったり設けているので、マイペースに学び進めていただけます。
また、本科コース(A色彩環コースとB色彩心理学研修コース)はどちらの講座も循環型の講座ですので、どこからでも学び始めることが可能で、 ぐるりと一周学ぶことで全体が習得できる構成になっています。
学び終えた方には修了証をお渡しします。

   色彩はこの世に存在するものすべてに宿り、そこには自然の本質が息づいています。
デザインやコーディネートなど、色彩を適切な場面で配色する仕事をはじめ、人の気持ちに添いたい、悩みに添いたい、人を元気にしたい、 など心のケア、回復、芸術療法などを目的とされている方々にとっても、自然の摂理を含む色彩心理学の理論と実践はこの上ない基盤を提供することができます。
年齢、性別、職業、学歴は問いません。創立14年、学ぶ楽しさ、自分のうちに息づく創造性に、ぜひ気づいてください。
ご受講、お待ちしております。

* コース受講制度採用に伴い、2019年以降の授業内容、開講時間が改定しております。
2018年7月〜12月の講座内容、講座開始時間、終了時間などに変更はございません。2019年1月からの日程にご注意ください。在学生には詳しいカリキュラム、シラバス、開講時間を配布いたします。

* 色彩心理学療法士の資格取得を目指されている方は、本講座「本科A・色彩環コース」は必須科目です。
また、必須科目「本科B・色彩心理学研修コース」と1日で並行受講できるよう2019年1月より改定しておりますので、遠方からお越しの方や短期間での資格取得を目指される方は並行受講をご利用ください。

概要

学習形態 座学+色彩実習
全講座数 / 時間数
/ 1講座の時間数
12講座 / 30時間
/ 75min×2=150min
受講開始時期 随時可
受講料のお支払い方法 銀行振込(一括・分割3回)
最短履修期間 / 在学期間 6ヶ月間 / 1年間

講座内容(本科A/色彩環コース)

No. 講義内容 実習内容
A1 緑への接近
/ 緑の特性とその誕生~混合~
 講義フレーズ:緑はどのように生まれるのでしょうか。また緑と私たち人間との関係性を紐解いてゆくために、緑の性質や特徴について自然界のふるまい方や在り方から探求してゆきます。緑にはこの世でどのような役割が与えられているのでしょうか。75分間で緑の冒険へと行けるところまで行きましょう。
75分
木と私
75分
最寄の開講日:2019年1月12日(土)10:00~12:45(75分×2→予約可 click!
その次の開講日:2019年7月6日(土)10:00~12:45(75分×2受付待機
A2 イメージと色彩
/ イメージ言語としての色・色彩印象について
 講義フレーズ:色彩を学ぶ際に、日頃使ってる頭から、使っていない部分まで、自分の全部を総動員しなければ理解できないことがあることに気づくはずです。これを「創造性」と言います。人は本質的に霊的な存在でもあります。これはいくら科学が進歩したところで解明できるところではありません。色彩は光と闇が出会って生まれるという点でも不可分の精神的なものでもあり、かたや物質的なものでもあります。この両輪を転がすことでしか、そのものの語る本質へはむかえません。人間が生きるために紡いでいる「イメージ」とはなんであるのか、またそれは色彩とどのような連関があるのかを学び、色彩への勉強の心構えをパワーアップさせてゆきましょう。
75分
色水づくり
75分
最寄の開講日:2019年1月26日(土)10:00~12:45(75分×2→予約可 click!
その次の開講日:2019年7月20日(土)10:00~12:45(75分×2受付待機
A3 <AB合同>黄の本質への接近+黄の心理学
/ 黄の特性~分極性~と心の諸要素との連関
 講義フレーズ:黄には根源的色彩で思うあることの宿命があります。どんな色よりも純粋で無邪気で柔らかいものを持っているのに、どんな色よりも強くならなければなりません。その理由や背景について実習をふまえ色彩体験を経ながら学び得てゆきましょう。最も人類にとって、生命にとって大切な色彩なのかもしれません。
120分×2
最寄の開講日:2019年2月9日(土)10:00~15:00(120分×2→予約可 click!
その次の開講日:2019年8月17日(土)10:00~15:00(120分×2受付待機
A4 橙への接近
/ 黄の生成と変化
 講義フレーズ:緑橙色は黄色の内側から生まれてゆきます。このことは、朝から上ってゆく太陽を見ることで誰もが内的に体験することができる感覚です。このような過程が持つ力の動きや、その意味合いに気づいたとき、人は自分の内界にその色彩の力を活性することができます。いかなる生命も形態に向かって求心的な努力を続けています。
75分
黄の道
75分
最寄の開講日:2019年2月23日(土)10:00~12:45(75分×2受付待機
その次の開講日:2019年8月17日(土)10:00~12:45(75分×2受付待機
A5 橙の心理学
/ 神話と物語・心の諸要素との連関
 講義フレーズ:危機的状態になった世界を救ってくれる英雄物語のに橙色が息づいています。黄と青から始まる物語が、どのような力を帯びてゆきながらこの色彩へと至り、心の諸要素とどのような関連をもつのか、見つめてゆきましょう。どの色彩にも、前向きさと後ろ向きさがついて回ります。見たところ問題のなさそうな色彩ほど大きな課題を抱えているということは人間も同じなのかもしれません。
75分
太陽と私
75分
最寄の開講日:2019年3月9日(土)10:00~12:45(75分×2受付待機
その次の開講日:2019年8月31日(土)10:00~12:45(75分×2受付待機
A6 赤の心理学
/ 神話と物語・心の諸要素との連関
 講義フレーズ:赤という色彩がなければ、分裂した極性をもう一度つなぎあわせることができません。キーパーソンともいえる赤色のもつ力は、能動的であたたかく、まるで生命を象徴するものでもあります。人間は不安や孤独を解消するためにも、この能動的な力を自分の内から発揮してゆく以外に道はありません。赤と真紅の違いについて学びながら、人間が赤を通して獲得しようとしているものについて考えながら、自らの内に流れる赤について、考えてみましょう。
75分
樹木と私
75分
最寄の開講日:2019年3月23日(土)10:00~12:45(75分×2受付待機
その次の開講日:2019年9月14日(土)10:00~12:45(75分×2受付待機
A7 緑の心理学
/ 色彩の原初・誕生
 講義フレーズ:緑は人間の心の諸要素とどのような関係があるのでしょうか。自然の生命は生き動く方向性を持ち合わせています。緑に予め刻まれている方向性についても考えてゆく時間を持ちながら、緑という色彩に秘められた力を読み解いてゆきましょう。A1「緑への接近」とセット受講されるとより理解が深まります。
75分
造形とイメージ
75分
最寄の開講日:2019年4月6日(土)10:00~12:45(75分×2受付待機
その次の開講日:2019年9月28日(土)10:00~12:45(75分×2受付待機
A8 <AB合同>青の本質への接近+青の心理学
/ 青の特性~分極性~と心の諸要素との連関
 講義フレーズ:青も黄の極性としての根源的色彩であり、色彩の根本現象である。黄が宿す力の相対するところの青は、見えない諸力を抱え時間感覚を超越したところで動いている。自然界の現象から見る青のふるまい方や在り方を実際に描くことで感じ、色彩体験しながら青のもう魅力に迫ってゆきましょう。また、心の諸要素との連関について、見えない側の色彩であるだけ慎重に接近してゆきたいと思います。
120分×2
最寄の開講日:2019年4月20日(土)10:00~15:00(120分×2受付待機
その次の開講日:2019年10月12日(土)10:00~15:00(120分×2受付待機
A9 紫への接近
/ 青の道
 講義フレーズ:色彩の中で最も根源的な色彩である青から生まれてゆく紫色について学びましょう。その生まれ方は、目に見えてとらえられるところにないものですが、私たちが自分の全部を使って関われる「イメージ」でなら、とらえられることが多分にあるはずです。紫は、どの色彩よりもその表情の変化を多く見せてくれます。またその表情の多さや奥行き、懐の深さなどはどこからやってくるのでしょうか。色彩体験もふまえながら、紫色の魅力を手繰り寄せてゆきたいと思います。
75分
青の道
75分
最寄の開講日:2019年5月11日(土)10:00~12:45(75分×2受付待機
その次の開講日:2019年10月26日(土)10:00~12:45(75分×2受付待機
A10 紫の心理学
/ 月と私
 講義フレーズ:どこかこの世のものではないように感じられる紫への感覚はどこからやってくるのでしょうか。紫に流れている根源的な力について考察するために、関連性の深い神話をとりあげながら、古代の人々の心が神々へと投影したものについて学習してみましょう。そこには、どうして紫の役割が特殊であるか、また貴重であるのかということの宝や魔物が住んでいることがわかるはずです。とりたてて近代にとって重要なキーカラーとなるであろう紫について、その心の諸要素との連関を紐解いてゆきましょう。
75分
月と私
75分
最寄の開講日:2019年5月25日(土)10:00~12:45(75分×2受付待機
その次の開講日:2019年11月9日(土)10:00~12:45(75分×2受付待機
A11 <AB合同>色彩調和と全体性
/ 生命の永遠の公式
 講義フレーズ:まずは「色彩環」と色相環の違いについて学び直しながら、1つの自然として生命を見つめてゆく永遠の公式について、整理しながら紐解いてゆきましょう。生命がどこまでいっても自然の大きな営みの中から抜け出ることなく、自然の一部であり続ける限り、生命は連鎖してゆき、発展してゆき、後退してゆきます。自然の循環解釈学ともいえる色彩環の意味を、自分自身の下敷きとして活用してゆけるだけの学習を、このコースで習得してもらいたいと願っています。色彩は誰もに与えられている生命に刻まれた秘密をの力を教えてくれます。
120分×2
最寄の開講日:2018年12月1日(土)10:30~14:45(90分×2→予約可受付中
A12 赤(真紅)の本質への接近
/ 真紅の特性とその誕生~結合~
真紅が生まれる条件について考察するために、人間のイメージできる力を最大限に活用しながら、魅惑の色彩に接近してゆきたいと思います。どうしてこの世界に赤や真紅という色彩が必要であったかということは、私たち生命をもつ生と密接に関わりがあります。自然という大いなる母は、一体なにを私たちに与えてくれ、何をせよ、と説いているのでしょうか。全ての色彩が調和したときに見られる真紅という色彩をもって、色彩環コースの12番目としたく思います。
90分
粘土での造形
90分
最寄の開講日:2018年12月15日(土)10:30~14:45(90分×2→予約可受付中

2018年/H30
日程表

2019年/H31
日程表

受講申込みにあたって

受講生の声♪

K・Hさん(神奈川県・30代・女性)


 私は、大学の論文で色と心理について取り組み、本格的に色彩心理を学びたいと思い、ここの日本色彩心理学研究所をインターネット検索で見つけました。
 講座内容が1つ1つ具体的で魅力を感じたのですが、実際にどんな学びの場所でどんな人たちが集まっているのかがわからないと、通い続けるには不安なこともありました。
こればかりは一人で悩んでいていても仕方ないと思い、緊張する性格なのですが、思い切って1度講座に参加することにしました。受けてみて、本当に良かったと思いました。
まず1番に、「内容が深い」です。これだけ色のことも人間の心理のことも学べる深さがあることに感動しました。教えてくれる先生の熱意や面白さ、そして他の受講生の方々とともに学べる「環境」がここにはあると感じました。
迷われている方がいるなら、自分の目で見て感じることが一番オススメだと思います。

Y・Fさん(広島県・40代・女性)


 私は小学校の先生をしています。子どもたちのことがもっぱらの悩みでした。
日頃からじっと座っていられない子が、夢中になって絵を描くことがあります。ある日、「これは太陽やねん。」といって真っ黒に塗りつぶされた太陽をある生徒が私に見せてきました。私はその黒さに驚いて、咄嗟に、「太陽は黒じゃない」と言ってしまいました。
その子はなかなか学校に来れなくなりました。
今思えば、あれは彼の中にある太陽だったんだと思います。黒でしか語れなかったんだと今ならわかります。
 色が、これほどまでに心を表してくれていると知りませんでした。ここで学び反省し、あの子の気持ちに今ようやく寄り添えるのかもしれません。まだまだ、様々な出来事が現場で起こりますが、私はここで学ぶことで、未熟な自分を成長させながら、子供たちに接してゆく勇気を持てているように思います。

S・Gさん(大阪府・20代・男性)


 私はホームページ製作やデザイン業務をしています。
仕事をもらう現場では、クライアントの色の要望はかなり曖昧なものです。かといって、いい加減に決めていいかというと、そうではありません。全体のイメージに大きく関わることなので、重要な要素です。こちらが知恵をもつ以外ありません。
 コーポレートカラーなどを考える際にも、会社が大切にしている理念などをどのように色彩に反映してゆけばいいのかわからず、自信が持てないことが日に日に重たい悩みとなり、受講を決断しました。
ここでの学びでは、自然界から色彩を考えるという、普遍的な知恵が得られます。さらに心理学的な見解と繋がりを学べたので、自信が持てるようになりました。
 今色彩環の2巡目に入っていますが、何度受けても、その時々で習得できることが違い、自分の生き方についても高められる。こんな学びは他にあまりなくて、ゆったり学べる今が嬉しくて、あまり人に教えたくないです(笑)。

本科A/色彩環コース 受講料

在学期間1年(12ヶ月) 168,000(税込181,440)円
必ずお読みください
・別途、教材費に12,000円、入学金(設備費等を含む)に20,000円*がかかります。
(*「色と心の入門講座」修了証をお持ちの方のみ、入学金20,000円を全額免除とさせていただきます。)
(*これらは本科コースのどちらかの講座に就学時にのみかかり、本科B/色彩心理学研修コースを受講されている際にお支払いいただいた場合は、かかりません。)
・在学期間中はコース内の講座は何度受講くださっても料金に含みます。受講開始日より12ヶ月間を在学期間といたします。
・受講を申し込まれる方は、必ず【お申込みにあたって】をお読みの上、お手続きください。
・受講を申し込まれる方は、下記ボタンをクリックし、必要事項を記入し送信してください。1週間以内にこちらから受理のご連絡と、お手続きのご案内をいたします。
・お支払いのお手続きにつきましても、申し込み受理後のご案内となります。
・色彩心理学療法士、または卒業生については、受講料割引などの特典がございます。お問い合わせください。
他不明な点がございましたら、お問い合わせください。
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